通院
ここでは、便秘治療のための通院について、解説しています。
こんな状態なら病院に
便秘ごときで病院に行くなんて…と思っている人も多いかもしれません。でも、たかが便秘と思っていたのに、実は腸閉塞や大腸ガンなどの病気が原因だったという場合もよくあります。
「便秘薬を使うようになったけれど、効果を実感できない!」そんな人は、一度医師に相談してみるのが良いかもしれません。
とくに、こんな便秘症状に心当たりがあれば、病院に行くことを検討してみて下さい。
- 今まで快便だったのに、急に便秘になった
- 吐き気や熱、ひどい腹痛なども伴っている
- 食欲がなく、体重も減っている
- 便秘と下痢を繰り返している
- 2週間以上も便秘が続いている
- 血便、黒い便、白い便など、いつもと色の違う便が出た
やっぱり恥ずかしい…と思うかもしれませんが、最近では「便秘外来」や「お通じ外来」を設けているクリニックも増えて、便秘治療に通いやすい環境も整ってきました。
ただ、看板などで広告できる診療科目ではないので、肛門科や消化器内科などがある病院に、直接問い合わせてみると良いかもしれません。
便秘外来の診療内容とは?
「便秘を相談したくて病院に行くと、いったい何されるの?」と不安な人も多いですよね。そこで、便秘外来で実際に行われている、診察の例をまとめてみました。
- 問診
「便秘はいつから始まったか」「下剤はどんなものを、どのぐらい使ったか」など、便秘そのものに関すること以外にも、食生活をはじめとした、生活習慣などについてのカウンセリングもあります。 - 診察
お腹の張り具合を確かめる「触診」の他、直接肛門に指を入れて診察する「直腸指診」を行う場合も。 - 検査
必要があれば、「血液検査」・「大腸内視鏡検査」・「レントゲン検査」などを勧められることもあります。
また、便秘外来で処方してもらえる薬としては、腸のぜん動運動を促進させるタイプのものだけでなく、例えば「けいれん性便秘」ならば、ストレスを減らす抗不安薬や、けいれんを抑制する薬なども。
細かな症状に合わせて、パーソナルな処方をしてもらえるのは魅力ですね。クリニックによっては、便秘体操の指導や、腸内洗浄メニューまで用意しているところもあります。